検査

検査の種類

ビタミンD検査

ビタミンD欠陥は多くの人に見られる疾患や深刻な症状を引き起こす危険性と関わっており、ガン、糖尿病、心臓病、骨粗しょう症に見られます。

あるスタディでは、陽光にあたると皮膚内でビタミンDが生成され、多くの慢性障害を予防するのではないかと言われています。

おおよそ70%のアメリカ人の子供が十分な日光を得ていません。日光を浴びる「子供時代」の不足が改善されない限り、子供たちの早期糖尿病、高血圧、心臓病、またガンにかかる可能性は高くなる一方でしょう。

ビタミンD欠陥は母乳を飲み、サプリメントを摂らない乳児にも見られます。より黒い肌の色をもつ成人(メラニンが多い)や日焼け止めをつけている人、野外での活動を行わない個人は、ビタミンD欠乏になりやすいでしょう。

多くの人は日光に触れることでビタミンDを吸収しています。これは食事やサプリメントから得られますが、天然のビタミンDを含む食物はあまりありません。ビタミンDを含む食物は、あぶら身のある魚、コッドリバーオイルや卵です。

ビタミンDは骨の形成、発育、修正、カルシウム吸収と免疫システム機能にも必須です。

筋肉の強度を改善し、炎症を少なくする働きもあります。

またこのビタミンは2000以上の遺伝子発現に影響するといわれ、細胞増殖の統制や細胞分化増殖、アポトーシスや血管新生にも関わっているとされています。

免疫システムに関わるビタミンDの役目も重要で、多くの症状がビタミンD欠陥に関わっていることは様々な文献に証明されています。

血清内の適度なビタミンDの範囲もそれらの医学文献に掲載されています。

グレートプレインズ研究所のビタミンD検査は、日に当たることが十分か、食事からとるビタミンDが十分か、また栄養不足や肝臓疾患を評価することができます。

ビタミンDとその毒性と見られる可能性に関する一日の必須所要量が近年、再度評価されました。ビタミンD2(エルゴカルシフェロール)は牛乳を添加し栄養価を高めるために利用され、ビタミンD3(コレカルシフェロール)よりも毒素が高いといわれています。

ビタミンD3は日光に当たることにより皮膚内でつくられるビタミンです。

GPLで提供しているビタミンD検査は、LC-MS(液体クロマトグラフィー質量分析)を利用してビタミンDレベルを測定しています。

LC/MSメソッドはアメリカ合衆国の国立標準技術研究所(NIST)が定めた基準に順じており、感応性、特殊・特定性、また正確性において免疫測定法(Immunoassay)よりも優れているとされています。

ビタミンD2とD3の違い

D2とD3を個別に数値化するのもこの検査の特典です。

D2は植物性由来で食事から得られ、D3は主に動物性です。

D2は、陽光を浴びるとD3に転化します。D3はビタミンDの有益(バイオアクティブ)なフォームのため、D2とD3両方の数値を調べることが大切になるでしょう。